※ このレポートは、風の学園の学習の一環として、各ゼミ生が担当をして作成しています。           

ベーシックベトナム料理

特別編【揚げ春巻きの作り方】
(材料)

生春巻きの皮(小さくて薄めのタイプ)、豚ひき肉、たろいも、えび、木耳、春雨、

(作り方)
まず、えびを包丁の背などで叩き、ペースト状にする。木耳はもどして、たろいもと共に千切りにしておく。春雨も食べやすい長さに切りそろえておく。 それをよく混ぜ、ヌクマム、砂糖、こしょう、塩(ちょっと多めで)で下味をつけ、これまたよく混ぜる。 ベトナムでは手で捏ねるという事はあまりしないらしく、私達が手で捏ねていたら笑われた(^_^;) 生春巻きの皮は、砂糖水を用意し、手に砂糖水をつけ湿らす程度に戻す。コーヒーと酢を加えると 揚げ色が茶色く濃くなり、キレイになるらしい!! 皮に具を乗せ、それを親指くらいの大きさに包んでいく。 15〜20分くらい、揚げ色がつくまで揚げる。
(帰国後)
作ってみましたっっ!!!
ひき肉とえびのバランスは同割くらい。えびのぷりぷり感が美味しくなるかな〜、と思って。 そしてたろいもは日本では手に入らないので、一番近そうな里芋で代用してみました。この揚げ春巻きを食べた時に、中華料理の春巻きに比べると、具がむっちりしていて弾力があるのが気にいったの です。きっとえびのぷりぷり感と、この芋のでんぷん質なのでは?と勝手に推測し、里芋を入れちゃいましたが、なんとなく近くなったような気がしました。 そして皮を戻す時もコーヒーと酢を入れてみました。コーヒーと酢という事で、独特のにおいがして、ちょっと不安になりますが、揚げてしまえば全然においはしなくなります!!こころなしか色付きもキレイのような気が(笑)
【バン・バオ・チー(2000VD)】
おもちの中に緑豆のあんが入っていて、現地の人曰く「甘くない、惣菜のようなもの」らしい。
でも思ったより甘め。まわりの葉の香りが染み込んで、軽く食べられる。
【バインミー・パテ(7000VD)】
ベトナムにしては珍しいさっぱりパンのサンドイッチ。フランスの植民地だった影響もあってか
東南アジアで唯一フランスパンが美味しい。中にはハム、大根とにんじんのなます、コリアンダーが 挟まっていて、味付けはヌクマム!パンにまでヌクマムを使うところがアジアらしい。そしてコリアンダーと合う!!屋台でも売っているけど、炎天下の下で具のハムやチーズ、生野菜は放置されていて見るからに衛生面で「?」だったため、ホーチミン市で有名な「ニューラン」というパン屋で購入。
【バイン・セオ(20000VD)】
ベトナム料理で何が一番好きかって聞かれたら、コレと答えてしまうと思う。とにかくハマりました。 日本で頼んだ事もあるけど、どこも現地にはかなわない。お米の粉にターメリックを加え、黄色い生地に中身はたっぷりの生野菜と豚肉ともやし。これもハーブをたっくさん入れて、ヌクマムで食らう。1皿を一人で食べたら満足する大きさだけど、私は2皿はいける気がする。生地が小麦粉じゃないのでどっしりしていなくて軽く食べられます。お店ではたくさんのフライパンが並んでいて、調理のおばさんが手早くたくさん作っていて、なかなかの職人技。
【コム】
コムとは「ご飯」という意味。ライスです。ベトナムはアジアでも米の輸出量が多く、たくさん作られています。バイン・セオも米粉、生春巻きの皮からうどんに似たフォーまで米粉。しかもお米が美味しい。 タイ米に比べるとジャポニカ米に近く、ぱらつきも少なくて粒が小さいので食べやすいのが特徴。そしてきちんとしたお店では「ラー・ユー」という植物を入れてお米を炊くそうです。その葉はハーブなのか「?」ですが、炊けた時の香りがグンと引き立つのです!!外を歩いていても、この葉を入れて炊いたお米の匂いがすると、お腹がいっぱいでも食べたくなるくらい美味しさを誘う香り。ベトナムに行って米好きになった原因はコレだと思います。日本でも手に入ればなぁ〜。代用するものもなさそうです。
【ラウ・イェー(20000VD)】
やぎ鍋。やぎは生産性が高く、大量に増やせるらしくベトナムではポピュラーらしい。独特の臭みがあると聞いていたけど、これまたお鍋に大量の野菜やハーブを入れるので全然感じない。むしろその鍋を食べる時につけるタレが、何で作られているのか白くにごっていて臭い。肉質はやや固めだけどマズくはないし、暑い所で熱い鍋を食べて汗を大量にかいて気持ち良いかも。。。
【バイン・ベオ】
フエの宮廷料理の1つで、米粉を蒸したもので前菜にあたるのかな?ゼラチン多めのゼリーのようで、上等なヌクマムと一緒に食べます。
【フォー(13000VD)】
お米から作る平たい麺。味の素の味が濃いスープで食べます(笑)それにライムとハーブをたくさん入れる。ライムを入れると、ちょっと味の素の味はわからなくなるけど、後々喉が乾く。フォー・ガーは鶏肉入り。フォー・ボーは牛肉入り。
【スップ・マン・タイ・クア】
ベトナムではポピュラーなアスパラとカニのスープ。とろみがついていて、さめにくい。暑い国なのに、このスープはなぜか恋しくなる。中華たまごスープみたい。ごはんと良く合います。
【ザオ・ムオン・サオ・ボー(49000VD)】
空芯菜と牛肉の炒め物。ヌクマムと砂糖とにんにくで味付けしてあるっぽい。ご飯が進むし、空心菜の歯ごたえもすっごく美味しい。スタミナがつきそうな味。タイ料理にもこんな料理があったなぁ。。
【チャー・ゾー】
揚げ春巻き。どこで食べてもはずれはあんまりない。いつもできたてカリカリが出てきてくれるのが嬉しい。揚げてあるけど、一口サイズなのでおもくないし、ヌクマムで食べるとあっさりしていていっぱい食べちゃうー。
ゴイ・クオン】
生春巻き。ベトナム料理といったらやっぱりこれかも。これを考えた人は天才だね。ヘルシーだし、栄養のバランスもいいし、見た目もきれいだし。生のにらと透明な皮から透けるえびがなんとも美しいです。
【カー・コー・トー(作り方付き)】
雷魚の甘辛煮。味がすっごく濃くて、ごはんなしだとキツイ。豚の脂身と一緒に煮こむとコクが出るのでけっこう脂っこさもあります。「カー」は魚、「コー」は煮る、「トー」はお鍋という意味。 作り方は: 雷魚に、砂糖大さじ2、胡椒少々、ヌクマム大さじ6、唐辛子2本、カラメルソースで下味をつけます。(30分以上おく)お鍋に豚の脂身と味の素をしき、雷魚と調味料を加えてそのまま火にかけて煮こめたら出来あがり。 味の素は欠かせないようだけど、一緒に作ったときは抜いてもらいました。入れなくたって美味しいよ〜

                                        96年度生 S.K.